おじゃみキッズえほんの森　

今回のえほんの森コラムは　スピンオフ

このなつやすみの
“たんけん！たかおかや”
のおはなしです。

「おかあさんの働いている会社が見たい！」

きっかけは、こんな一声からでした。
“おかあさん”は育休取得中の女性社員。
「こんなふうに言うんですけど、いいでしょうか」

そんな連絡をもらって、とても嬉しかった私たち。
簡単にOKしたものの
未就学児の見学受け入れは、実はあまり経験がないことに気づきます。

小中学生への説明とはわけが違うぞ。
せっかくなら、いい思い出になって欲しい。

「ひらがなは読めますか？」
確認をとって、しおり作りにとりかかりました。

そうしてできあがったのが
“たんけん！たかおかや”
この冊子です。

全体を通して一番伝えたかったのは
「あなたのおかあさんは、たいせつなものをつくるところでおしごとをしています。」
ということ。

ひとりひとりがすごく真剣に仕事をしていて、
作っているものひとつひとつがとても切なものだということ。

大人の真剣な姿と、
大切につくったものを大切に扱うきもち。
そんなことが届けばいいなと思いながらその日はやってきました。

日に日にやんちゃ度を増していく次男おとうと君と
すっかりおにいちゃんになった長男おにいちゃん。
そんなふたりの男の子のママとして奮闘中の彼女が、
二人を連れてきてくれました。

暑い暑い京都の夏
そんな暑さ真っ盛りの日に
“たんけん！たかおかや”
始まりました。

ミーティングルームでのオリエンテーション

たんけんちずに沿って
いざ、工房へ

さいだん、ほうせい、わたいれ、しあげ
工房ではこの４つの工程でお座布団がつくられていきます。

大きなはさみの音やミシンの音に耳を澄ませてみたり
ふわふわのわたにさわってみたり
大きな針の行方を追ってみたり

「くけ」「とじ」といった
普段耳にしない言葉も、ここではとっても重要
ただ、ちょっぴり説明は難しかったな

工房をあとにして３階ギャラリーへ
ここにはいろいろな種類のお座布団がいっぱい

ごろんと横になったり、いろいろ座ってみたりもしたよ
古いリフト（荷物用のエレベーター）にも興味津々

そして
高く積み上げられたせんべい座布団の上には
赤ちゃん人形が寝ていて
不思議な表情のその人形にくぎづけになってしまいました

ジェニファー

名前を聞くと、もう気になって仕方ありません

どうして動かないの？

そんな可愛い問いかけに
一同心を和ませてもらい
たんけん！はおわりです。

１時間余りの時間は
あっという間でした

たんけん！の合間にも
お買い物のお客様がお見えになり
そんな時は小さな声になる、といった心配りも見せてくれました。

本社ビルをリニューアルした時に
社員みんなで簡単なお祝いをしたのですが
実はおにいちゃんはその時にも来てくれていました。

やんちゃ盛りで、四苦八苦していたママの様子が印象に残っていたのですが、
赤ちゃんから「おにいちゃん」に成長した姿に、
こどもってすごいな！
こころから思いました。

だっこに、ねんね
あかちゃん時代はあっという間なのですね

自分の目で、耳で、手で
いろんなことをたしかめ、気づき
そして、他者への配慮も身に付けていく。
私たちはそんなすてきなこどもの成長とともに
ずっと大切にしていけるものづくりを
続けていきたいと思います。

すべてはみんなの笑顔のために。

おじゃみキッズのプロモーションビデオは
こちらからご覧になってください。

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