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えほんの森 「そらまめくんのベッド」
2022.05.20
コラム

おじゃみキッズ えほんの森では
せんべい®でねんねしていた「赤ちゃん」が
自分の足で歩き始める「こども」時代の
素敵な絵本をご紹介していきます。

第5回目は

「そらまめくんのベッド」 なかや みわ さく・え  福音館書店

そらまめくんの宝物は
くものようにふわふわで
わたのようにやわらかい 自慢のベッドです。

ベッドといっても
ソラマメなので、サヤなのですが。

みなさんは、ソラマメのサヤを
実際にご覧になったことはありますか?

春になるとサヤ入りのいろいろなマメが
スーパーの店頭にも並び始めます。

枝豆はサヤ付きで食卓にも並び
サヤから中のマメを取り出して食べる機会も
決して珍しいことでもありませんから
小さなお子さんにも比較的身近なサヤ付き豆だと思います。

同じくえんどう豆も
お家でサヤから取り出すお手伝いをしたことのあるお子さんも
結構いらっしゃるのではと思います。
可愛いころころとした豆が
サヤの中から転がり出て
大きなマメ、ちっちゃなマメの出現に
思わず歓声が上がります。

ソラマメは、こうした豆の中でも大きくて存在感があり
当然サヤも枝豆やえんどう豆と比べると
違いは歴然です。

何よりも、サヤの中がふわっふわなのですから。

そらまめくんが自分のベッドを自慢したくなる気持ち
実際にソラマメのサヤの中を見るとよくわかります。

「そらまめくんのベッド」を読んであげた後は
サヤ付きのソラマメを買いに行きたくなる気持ちもわかります。

そして初めてソラマメのサヤの中をみたこどもたちは
そのあまりのふわっふわさに
そらまめくんの気持ちがよくわかるのです。

自慢したくなる気持ち。
誰にも貸してあげたくない気持ち。

ある日、大切なそらまめくんのベッドが行方不明になります。
いつもどんなに頼んでもベッドを貸してくれないそらまめくんに、
みんなも最初は知らんふりしていました。
でも、だんだん可哀そうになってきます。

みんなは自分のベッドを貸してあげようとするのですが、
枝豆もグリーンピースも、さやえんどうもピーナッツも、
ベッドはみんな小さかったり、細かったり、薄かったり、硬かったり。

そらまめくんのベッドはどこに行ったのでしょう。

そらまめくんのベッドは
新しいいのちを育む大切な役割を果たしていました。
そらまめくんは、自分の一番の宝物を
相手のことを思いやり、見守り、貸してあげることにしたのです。

新しい命が生まれ
そらまめくんはちょっぴりお兄ちゃんになりました。
そして自分を心配してくれた仲間のマメたちと
お祝いのパーティーをします。

パーティーの後には
ふわっふわの自慢のベッドに
みんなを招待するのです。

ここちよくて
安心して眠れるそらまめくんのベッドは
そらまめくんが一番くつろげる場所。

 

私たちは、そんなそらまめくんのベッドのようなくつろぎを
お届けしていきたいのだなあと、改めて思います。

 

くつろぎの場所は、とっておきの宝物なのですから。

 

くつろぎをあたえるものづくりを
こまやかな視点で
心を込めてお届けしていきたいと思います。

おじゃみキッズのプロモーションビデオは
こちらからご覧になってください。

 

 

 

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